行政訴訟判決

行政訴訟判決

  • ◆S53. 1.30 東京高裁 昭和50(行コ)39 判定取消請求控訴等事件(11)

 

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乙五七号証一一頁三行目)等に徴して明らかである。
要するに、控訴人が高校教諭として不適格な人物であり、且つ、矯正不能であつて、将来においても同様な行動をくりかえし、生徒に悪影響を及ぼし、父兄の学校に対する信頼を破壊することであろうことは必至である。
(二) 控訴人の処分事由として挙げた控訴人の行為は教諭としての服務上の義務に著しく違背するものであるが、3「裁量権の基礎となつた事実」においても述べたところに前項掲記の控訴人の矯正不能な不適格性をあわせ考えるならば、控訴人に対して懲戒免職処分を択んだことが適法妥当であることは、一点疑問の余地なきものと信ずる。
六 七〇号事件抗弁に対する認否(控訴人)
1 抗弁1(控訴人の経歴の主張)を認める。
2 被告の主張する本件処分理由事実は(一)

から(九)まであるが、その認否は次のとおりである。
(一) のうち、昭和四四年一〇月二一日東京都において、控訴人が国際反戦行動に参加し、逮捕され、一一月一二日釈放されたこと、一〇月二〇日から二二日の三日間年休をとり上京し、右の行動に参加したこと、同日同人がヘルメツト、軍手、タオルを持つていたことは認める。しかし、その他は否認する。
同日控訴人は高田馬場駅付近の機動隊との衝突事件には全く関係していない。
(二) 昭和四三年八月三日から、夏季休暇期間控訴人が上京したことはあるが、被告主張のようなことはしていない。

(三) 控訴人が運動具店からサービスにもらつた白色のビニール鞄に友人が「安保粉砕」とマジツクインキで書いたものを所持していたこと、日教組の運動方針に従い同僚組合員らと共に「教特法反対」のリボンをつけていたことがあることは認める。
(四) 控訴人がアスパツク反対のデモ行進に参加したことはあるが控訴人が高校生を参加させたことはない。
(五) 六月一日のデモ行進に参加したことはあるが、控訴人がBを呼び出したり、高校生の会議に出席させたことはない。控訴人はもちろん静海会館の会議にも出席していない。六月八日のデモ行進に参加したことは

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