行政訴訟判決

行政訴訟判決

  • ◆S53. 1.30 東京高裁 昭和50(行コ)39 判定取消請求控訴等事件(12)

 

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あるが、Bを指導したことはない。
六 月九日控訴人はBに電話をかけたことはない。
Bが退学したのは、同人が演劇をしたいという理由であつたと、下田南高の教師から聞いている。
(六) 八月三一日のデモに参加したことはあるが、参加高校生を指導したことはない。
(七) 否認。
(八) 被告主張の学期末の英語のテスト問題を控訴人が作成したことは認める。全問題を控訴人が作成したもので、当時被告が主張するようなことを問題とされたことは全くなかつた。
(九) 被告主張の原稿を送付したことはある。
これは当時旧任校であつた下田南高の教師の間で、生徒指導の問題について、教師の意見を出し会つて文集を作ることがきめられた。控訴人は沼津工高に転任した後であつたが旧任校であつたことから友人にすゝめ

られて、控訴人が原稿を書いて送つたにすぎない。
3 被告が処分理由としてあげている(二)から(三)にわたるものは本件処分事由説明書に記載のないものであり、(四)(五)のアスパツク反対の集会・デモは労働組合・民主団体の主催するもので、控訴人はその一員として参加したもので、かなり多数の高校生もそのデモに参加していたが、控訴人がその指導をなしたということはない。
(六) の集会・デモに参加したのも同様である。
4 その他の処分事由についても、これらが信用失墜行為とか公務員にふさわしくない非行にあたるとはいえず、地公法二九条

各号のいずれにも該当しないものである。
5 被告は、本件懲戒免職処分の第一の理由として、「控訴人は、昭和四四年一〇月二一日東京都においていわゆる国際反戦行動に参加したものであるが、控訴人の同日の行動をみるに、白へルメツト・軍手・タオルを着用の上、反日共系中核派の集団に加わつた。右集団は、高田馬場付近で機動隊に対し、火炎ビン数本を投げ、角材で機動隊員に殴りかかつた。
このため右集団のうち約一二〇名が、一〇月二一日午後五時頃新宿区<地名略>附近で凶器準備集合罪・公務執行妨害罪の現行犯として逮捕され、控訴人はその一人であつた」と

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