行政訴訟判決

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  • ◆S53. 2. 8 広島高裁松江支部 昭和51(ネ)74 土地所有権確認等請求控訴事件(13)

 

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換地変更指定通知および本件換地についての換地処分通知を受領した後、前記のとおり押印の取りまとめを依頼された保存登記申請手続のための委任状の原告らの名下に有合印を押捺して、鳥取市長に返送し、同四一年一二月二五日、従前地と換地とが異なる工区に跨る本件換地処分に関しては金銭清算の方法によつて処理されることを承諾する等の趣旨を記載した承諾書に原告ら名義の署名押印をして、鳥取市長に提出し、さらに本件土地に対する換地処分通知をも受領したほか、その間、本件土地の評価額したがつて原告らに交付されるべき清算金の額等について、事業施行者に対する陳情、交渉を再三行なつていた。鳥取市長は、昭和四二年七月三日、原告らに交付すべき清算金は前記被告の主張三、(二)(4)のとおり計算された差額である一〇万一四四六円と決定した旨の通知書を、初め

て原告らに各別に送付し、原告らが右清算金を受領しないため、昭和四三年一二月五日、右金額の弁済供託をした。
なお、以上の過程において、鳥取県知事および鳥取市長が、被告に本件土地を取得させるため、故意に原告らを除外して手続を進めたという原告ら主張事実を認めるべき証拠はない。
(3) 証人D(第一、二回)および同Nの各証言、原告本人F、同Lおよび同Jの各尋問の結果(各一部)、被告本人尋問の結果によれば、従前、本件土地および地上の家屋はもつぱらDの管理するものであつたこと、原告Kは、昭和三〇年ころは病気で入院していたが、右家屋が区

画整理により移転されることはその当時知つており、同三二、三年ころ退院してからは、Dによつて<地名略>に移築された右家屋に居住したこと、原告Lは、右の移転直前まで右家屋に居住し、その後は<地名略>のD方に同居して現在に至つており、したがつて、右移転の事実をその当時知つていたものとみられること、原告Jは、Dとは疎遠であつたが、本件土地に隣接する被告所有の土地上の借家に居住して、前記移転の事実をその直後には目撃し、その後本件土地上に一部跨る位置に移動された右借家に引き続き居住して現在に至つていること、原告Fは、以前から県外に居住していたが、

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