行政訴訟判決

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  • ◆S53. 2. 8 広島高裁松江支部 昭和51(ネ)74 土地所有権確認等請求控訴事件(12)

 

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登記がなされたことは、当事者間に争いがない。
(2) 成立に争いのない甲第五、六号証、第一一ないし一五号証、第二二号証、第二三号証の一ないし三、第二四号証、第四三号証、第四五号証、乙第四号証、第一三号証、第一九号証、第二〇号証の一ないし四、第二一号証、証人D、同Eの各証言(各第一、二回)、原告本人J、同Lの各尋問の結果、弁論の全趣旨ならびに右(1)の争いのない事実を総合すると、以下の事実が認められる。本件土地区画整理事業の施行にあたり、鳥取県知事の担当係官は、本件土地の登記簿上の所有名義人である亡Aの相続人が誰であるかを確認することをしなかつたが、同女の夫であつて、同女の死亡後も昭和二九年ころまで本件土地上の同女名義の家屋に居住していたDに、本件土地につき少なくとも管理権限があるものと認めて、同人との間に

換地に関する一切の交渉を進め、前記関係書類をも兵庫県城崎郡<地名略>居住のDに送付した。後継事業施行者たる鳥取市長の係官においても、亡Aの相続人が原告らであることが判明して、本件土地につき同三七年九月二六日、鳥取市の代位により原告らのための相続登記を経由した後も、引き続きDを原告らの代理人として取り扱い、右相続登記の登記済証をDに交付し、前記保存登記申請書類のほか、同三八年一月八日付仮換地変更指定通知、同年六月三日付<地名略>の土地についての換地処分通知、同四二年四月二一日付本件土地についての換地処分通知等原告らを名宛人とする各書面を

もDに送付した。Dは、同三〇年七月五日、自己の名義で、かつ、本件土地の隣地の所有者訴外Cおよび被告と連名で、三者が協議の結果、本件土地に対しては飛換地を承諾するから換地を変更されたい旨の陳情書を鳥取県知事宛に提出し、同年一〇月中、本件土地上にあつた亡A所有名義の家屋の移転につき同知事と協議を遂げて、補償金を受領したうえ、Dが別途購入した鳥取市<地名略>の土地に右家屋を移築し、亡A宛の換地予定地指定通知を受領した後、同年一一月四日、右換地予定地に隣接する替費地(B一八一、R一六の二)の譲渡予約を亡Aの名義によつて同知事との間に締結し、仮

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